お古のiPhoneがあるんだけど、これを見守りスマホにして使えたりしないの?
キッズケータイでできる事は殆どがiPhoneでもできますし、最近ではキッズ携帯も2万円くらいはしますから、リユース志向の保護者の方も多いですね。
今回はその手順やメリットについて詳しく解説していきましょう
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小学生の防犯の定番キッズケータイ(キッズスマホ)は本当に必要?保護者がキャリア契約が前提
子供が小学校に入学する年齢になってくると、放課後や習い事など目が届かない時間が増えて保護者としても不安になりますよね。
最近では小学生でもスマホ所有率は年々上がっているものの、スマホを持たせると「動画やゲームなどのスマホ依存」「高額課金トラブル」「子供にとって有害情報へのアクセス」など、不安が多いというのが本音でしょう。
その点キッズケータイは「親など決まった相手との電話やメール」「GPS居場所検索」「防犯ブザー(ストラップ)」程度の必要最低限の機能しか搭載していないことが逆に安心できます。
- 子供⇔親など事前に登録した相手とだけ電話やメールができる
- 親が遠隔で子供の居場所をGPSで確認できる
- 防犯ブザー(ストラップ式)がついているので万が一の場合に牽制&保護者への自動通知で安心
キッズケータイは完全に連絡と防犯対策に特化した端末なので、シンプルで分かりやすく余計な心配がないのが良いですね🎵
現在キッズケータイはドコモ、au、Softbankで発売。子供単独でも契約可能だけど…デメリット4つ
そんなキッズケータイは現在ドコモ、au、Softbankでのみ発売しており、2024年現在は以下の機種が購入可能となっています。
ただ、端末価格が2万円を超えていたり、親も同じキャリアを契約していないと居場所検索や家族間の通話料が22円/30円もかかるなど意外とデメリットは多いです↓
【キッズケータイのデメリット4つ】
- 保護者が同キャリアを契約していないとGPS居場所検索が使えない
- 保護者が同キャリアを契約していないと通話料が22円/30秒もかかる
- LINEが使えない
- 端末価格が2万円を超える
特にキッズケータイのデメリット➀と➁は、現在子供の防犯&連絡対策に検討中の方には絶対に知っておいてほしい部分なので詳しく解説します↓
キッズケータイのデメリット➀➁:保護者が同キャリアを契約していないとGPS居場所検索が使えない&無料通話もできない
料金プランも安価でシンプルな機能のキッズケータイですが、最大のデメリットとして「保護者も同じキャリアでの契約していないとGPS居場所検索機能が使えない」という前提があります。
子供だけがドコモ、au、ソフトバンクでキッズケータイの単独契約すること自体は可能なのですが、保護者が子供と同じキャリアを使っていない場合にはキッズケータイのGPS居場所検索サービスが使えなかったり、家族間無料通話ができなかったりというデメリットがあります↓
【キッズ携帯の単独契約可否とデメリット】
サービス内容 | 子供だけドコモ 「キッズケータイ」 |
子供だけau 「mamorino」 |
子供だけSoftbank 「キッズフォン」 |
キッズ携帯の単独契約 | 〇(キッズ携帯単独の回線契約は可能) | ||
GPS居場所確認サービス /単独契約時の利用可否 |
『イマドコサーチ』 〇 (2023/12/13~親がドコモ以外でも利用可に) |
『安心ナビ』 × (単独での利用不可) ※ただし『居場所通知』は単独でも利用可 |
『位置ナビ』 × (単独での利用不可) ※保護者がワイモバイルなら利用可能 |
家族間無料通話 | △ (22円/30秒の通常の通話料金) ※ドコモ「キッズケータイKY-41C」とau「mamorino6」に搭載の「+メッセージ」で無料通話は可 |
特に大手3キャリアではそれぞれ上記のGPS居場所検索サービスを提供していますが、ドコモの「イマドコサーチ」以外は利用条件として「保護者が同じキャリアで契約している事」が必要になります。(例外としてソフトバンクの「位置ナビ」は保護者がワイモバイルでも利用可能)
保護者側が現在ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルのいずれかを契約しているなら子供のキッズケータイも同キャリアで契約すれば何の問題もありません。
が、保護者がそれ以外の通信会社を契約している場合には、子供がキャリアでキッズケータイを単独契約しても、
「保護者側からGPS居場所検索ができない」
「家族間での通話料金が22円/30秒と割高」
など防犯と連絡の重要な機能が制限されてしまいます。
なので、もし保護者がドコモや、au、ソフトバンク以外を契約している場合には、子供だけドコモで「キッズケータイ」を単独契約してもドコモのGPS居場所検索サービス「イマドコサーチ」が利用可能なので、キッズ携帯の機能を十分に使える唯一の選択肢なのでお勧めです↓
\ 保護者がドコモでもドコモ以外でもこっち↓ /
キッズケータイのデメリット➂:LINEが使えない
また先述の通りキッズケータイはスマートフォンではない(iOSやAndroid OSが搭載されていない)ので、アプリストアなどからのアプリ追加機能がありません。
なので、定番の連絡ツール「LINEアプリ」も3キャリアのキッズケータイでは使う事ができません。
そもそもLINEアプリの推奨年齢はAppストアでは2019年に12歳以上に引き上げられていたりと小学生には非推奨の部分もあるのですが、現実問題としてLINEは万人のコミュニケーションとして普及し切っているので使わない選択も難しいところです。
特にLINEアプリが使えれば「LINE通話」で通話料金が無料(データ通信量を消費する通話なので)なので家族間通話が無料です。
他にも「家族のグループLINE」や学年や環境によってはLINEで繋がる友だちもいるかもしれません。
一応これらの問題に対応するためか、2023年にドコモとauで発売されたキッズケータイからは「+メッセージ」というLINEのような国産アプリが搭載されており、保護者とのメッセージや無料通話ができるようになりました。(「+メッセージ」はドコモauソフトバンクが共同開発し無料提供しているサービス)
参考:+メッセージ(ドコモ)
キッズケータイのデメリット➃:本体定価が2万円超と結構高い
そして4つ目のキッズケータイのでメリットが「端末の本体価格が意外と高い」という点です。
2024年現在ドコモ、au、Softbankで販売されているキッズケータイの機種と価格は以下の通りで、2023年に発売された機種は3社とも2万円を超えています↓
通信会社 | キッズ携帯の機種名 | 見た目 |
ドコモ | キッズケータイ KY-41C ・2023年2月24日発売 ・定価:22,000円 製品ページ | |
キッズケータイ SH-03M ・2020年1月発売 ・定価:14,256円 製品ページ | ||
au | マモリーノ6 ・2023年2月発売 ・定価:22,000円 製品ページ | |
マモリーノ5 ・2019年2月発売 ・定価:11,000円 製品ページ | ||
Softbank | キッズフォン3 ・2023年1月発売 ・定価:20,880円 製品ページ | |
キッズフォン2 ・2020年1月発売 ・定価:18,000円 製品ページ |
数年前まではキッズケータイは1万円前後の定価で販売されていましたが、直近では「キッズスマホ」=スマホライクに近づけるためにタッチパネルやカメラ機能を搭載したことで端末価格が2万円を超え、Androidのエントリーモデル級に高騰しています。
キッズケータイのSIMカードが内部内蔵に代わり自由度が下がった
また。直近の3キャリアのキッズ携帯はSIMカードを差す形式ではなく、内部にeSIMとして搭載されている形式に変更されています。
SIMフリーでもないので他の通信会社のSIMカードを差して安く運用したり、中古端末をメルカリなどで安く購入して持ち込むなどのハードルも上がり、過去のキッズケータイ機種よりも自由度が低くなっています。
一応一部の店舗セールなどで1つ前のキッズケータイモデルが一括1円で販売されていたりもするので、端末価格に関してはやりようはあります↓
iPhoneはキッズケータイ化できる!見守りiPhoneのメリット
ここまでキッズケータイのデメリットを解説して来ましたが、もし保護者の方が
- ドコモ、au、Softbank以外を契約している
- キッズケータイに2万円超は高いと感じる
- 手元に使っていないiPhoneがある
等の場合には、手元に余ったiPhoneを「見守り専用iPhone」にリユースして子供に持たせるという選択肢があることを知っておいてほしいです。
手元のiPhoneを使うので端末代がそのまま浮きますし、通信環境には月額数百円の格安SIMを契約して差すことで毎月の通信費も節約可能なので家計に優しいのも嬉しいですね🎵
- 手元の余ったiPhoneをリユースするので本体は無料でリーズナブル
- iPhoneなのでLINEを使う事も可能 IP電話アプリで無料通話も可能
- 通信会社も自由に選べるので、格安SIMにすれば毎月の通信料金も抑えられる
- iPhoneの優秀なペアレンタルコントロールが使えるので保護者のスマホから制限・管理できて安心&便利
私の機種変更前のiPhoneがどこかに余ってたから見守りiPhoneにして持たせるわ🎵
iPhoneには「ファミリー共有」や「スクリーンタイム」などiOSの優秀なペアレンタルコントロール機能があるので、保護者側でしっかり機能制限や管理・利用状況も確認できるのもお勧めポイントです💡
特に気になるiPhoneのペアレンタルコントロールはiPhoneは優秀
iPhoneに「キッズモード」のような設定は特にありませんが、13歳未満の子供がiPhoneを利用する場合には「子供用Apple ID」を作成して使う必要があります。
そして「子供用Apple ID」は保護者アカウントとの自動紐付けされるので「ファミリー共有」「スクリーンタイム」などのペアレンタルコントロールを保護者側のApple IDから行うことが出来ます。
13 歳未満のお子様用の設定や機能について
13 歳未満のお子様は、保護者の許可や同意がなければ、Apple ID を作成できません。(略)
お子様用の Apple ID を作成する
お子様とアカウントを共有すると、見られたくない個人的なデータにもお子様がアクセスできてしまいます。代わりに、お子様用の Apple ID を作ってあげましょう。そうすれば、年齢に応じたペアレンタルコントロールを簡単に設定できる上に、お子様もファミリー共有、メッセージ、App Store、その他の Apple サービスを利用できます。
この「ファミリー共有」によって子供側のiPhoneの「スクリーンタイム」を保護者のiPhone(iOS)から制限や管理・利用状況の確認ができるようになります↓
- iPhone自体の休止時間帯(端末のロック時間帯)を曜日別で設定できる
- アプリや連絡先、コンテンツなどを個別で制限設定できる
- アプリの使用可能時間を決めて制限できる
- ネットへの通信や通話自体を制限できる
- アプリやWebサイトの利用状況の確認ができる
- 「コンテンツとプライバシーの制限」子供に不適切なコンテンツを購入・ダウンロードしたり勝手な課金を制限できる
もし気になるなら保護者側で使っているiPhoneなどのiOS端末で、「設定」>「スクリーンタイム」で何ができるか確認してみて下さい。
親子のApple ID(アカウント)を紐づけて共有・管理・制限する「ファミリー共有(iOS)」についてはApple公式がYouTube動画で解説してくれているので設定時の参考にしてみて下さい↓
参考:ファミリー共有(iOS)
iPhone、iPad、iPod touch のスクリーンタイムの設定方法 (保護者向け) — Appleサポート
iPhonoe(iOS)のペアレンタルコントロール関連の参考ページ集:
・iPhone、iPad、iPod touch でスクリーンタイムを使う
・スクリーンタイムを使って iPhone、iPad、iPod touch での購入を制限する
・お子様の iPhone、iPad、iPod touch でペアレンタルコントロールを使う
・ファミリー共有を設定する
子供のiPhoneにペアレンタルコントロールに便利なアプリを追加する
また、iPhoneなので当然AppStoreからアプリをインストールして使う事もできる(機能拡張)ので、様々な親子のメッセージアプリや見守りアプリを追加することも可能です。
例えば以下の「キッズつながリンク」アプリを親子のスマホに入れれば、子供と離れると通知が届く設定にできます↓
キッズつながリンクアプリはキッズ端末とBluetoothで接続を行うことにより、キッズ端末と離れたらお知らせしてくれるみまもり機能の利用、キッズ端末の連絡先などの編集や各種設定ができます。
また、「+メッセージ」アプリを親子両方のスマホに入れれば、LINEのようにメッセージや無料通話ができる&他の余計な機能がないのでシンプルな連絡アプリとして無料で使えます↓
料金は安くできる?見守りiPhone VS キッズケータイの料金比較
また大手キャリアで販売しているキッズケータイを契約した場合と、手元のiPhoneをキッズケータイ化して格安SIMで使った場合の利用金を比較してみました↓
まずドコモで「キッズケータイ KY-41C」を契約時の月額料金と3年間の合計出費は以下の内訳の通りです↓
【ドコモでキッズケータイ KY-41C契約時の料金内訳】
「キッズケータイKY-41C」本体代 | 22,000円 |
プラン料金「キッズケータイプラン(Xi)」 | 550円/月 |
GPS居場所確認サービス 「イマドコサーチ」利用料 |
220円/月 |
(月額料金) | 1~36か月目:月額1,381円 36か月目~:月額770円 |
(3年間合計支出) | 49,720円 |
【手元のiPhoneを格安SIM(LINEMO)で契約時の料金内訳】
本体代: | 0円(手元のiPhoneを使うので) |
プラン料金「LINEMOのベストプラン(3GB)」 | 990円/月 |
LINEMOキャンペーン特典 | -990円/月×12か月間 |
(月額料金) | 1~12か月目:月額0円 13か月目~:月額990円 |
(3年間合計支出) | 23,760円 |
特に格安SIMは現在数多くの通信会社が存在するので、お好みの通信会社でSIMカードを契約すればいいと思います。
個人的には2024年時点で最安のソフトバンクの格安ブランド『LINEMO (ラインモ)』のベストプランがお勧めです。
見守り用のiPhoneなので「ベストプラン」の月容量3GBで充分足りますし、3~6か月間実質無料で使えるキャンペーンを実施しているので最初の3か月間は出費が掛かりません。(4か月目も月額990円なので安い)
【今お勧めな格安SIM特集】
学生スマホに相性の良い「LINEMO(ラインモ)」は、今ベストプラン申込で最大12,540PayPay&ベストプランV乗り換えで最大17,820PayPay貰えます🎵
- 月額990円のLINEMOベストプランが6か月実質無料キャンペーン中
- LINEギガフリーでLINEが使い放題
- 安価なのに安定&爆速Softbank回線(通話品質も良好)
- Softbankと同じ「安心フィルター」が無料で使える
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※ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えは対象外
※申込時に「現在ご利用中の携帯電話会社」の入力を誤って選択した場合、特典付与の対象外となる場合があります
手元のiPhoneをキッズケータイ化してリユースするので端末代も0円ですし、LINEMOのベストプランで3~6か月間は通信費が実質0円なので、半年間の出費は脅威の”0円”です。「タダより安いものはない」という事ですね。
- ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからLINEMOへの乗り換えの場合は対象外です
- 申込時に「現在ご利用中の携帯電話会社」の入力を誤選択した場合、特典付与の対象外となる場合があるので選択ミスに注意です。
iPhoneをキッズケータイ化する具体的な手順
ここまでの説明で、手元のiPhoneをキッズケータイ化して見守り用にリユースするメリットについてご理解頂けたかと思います。
そして具体的なiPhoneをキッズケータイ化する手順ですが、大まかに以下の流れとなります↓
スマホだけだと通信ができないので、スマホに差すSIMカードを契約します。LINEと通話のみ使うのでギガ容量はほとんど必要なく、格安SIMの数百円のプランで充分です。
保護者の使っていないスマホを家族(子供)に渡す場合はバックアップを取ってから初期化しましょう。
13歳以下の子供がスマホを使う場合には、子供用のApple ID(Googleの場合はGoogleアカウント)を作成&保護者アカウントと紐づけてペアレンタルコントロールできる状態にします。
最後に初期化したスマホの初期設定後、SIMカードの初期設定をしてネットに繋がるようにする。フィルタリング&機能制限でLINE以外のサービスを使えないように設定して完成です。子供に渡しましょう。
より詳細なiPhoneを見守りスマホにする手順については、以下のページで実際の手順を画像付きで解説しているのでそのまま参考になると思います。
「古くて使わなくなったiPhoneを子供に譲る方法」は、通信回線の契約が必要(WiFi環境で使う場合以外)な他、SIMロックの解除状況なども関係するので以下ページで詳しく解説しています↓
また、キッズケータイの代わりに「連絡用にLINEだけ使えるスマホ」に設定する方法に関しては、ニーズが多いので以下ページで別に解説しています↓
LINEを使うなら電話番号付きのSIM契約が必要
ちなみにキッズケータイ化したiPhoneでLINEを使う予定があるならば、電話番号付きのSIMカードを契約しましょう。
というのも、一部の格安SIMで提供している「データ専用SIM」には電話番号が付いていないので、「データ専用SIM」を契約してLINEのアカウント作成時の電話番号の初回認証が突破できなくなる=LINEアカウントが新規で作れないからです。
【SIMカードの種類とLINE登録可否の一覧表】
SIMカードの種類 | 音声通話 | SMS | データ通信 |
『音声通話機能付きSIM』 ⇒LINE登録〇 |
〇 | 〇 | 〇 |
『SMS機能付きSIM』 ⇒LINE登録〇 |
– | 〇 | 〇 |
『データ通信専用SIM』 ⇒LINE登録不可 |
– | – | 〇 |
この辺の解説も上記のページでしているので分からなければ読んでみて下さい。