中古のキッズ携帯を3キャリアに持ち込み契約で安く使う裏技＆注意点

子供の見守りの定番の「キッズ携帯」と言えばドコモ、au、Softbankで以下の機種が販売されていますが、最近では大手3キャリアのキッズ携帯は本体定価も2万円を超えてきており、高いと感じる保護者の方も多いと思います。

【ドコモ、au、ソフトバンクで販売中のキッズ携帯の機種と端末定価の一覧表】

キッズ携帯機種 (発売キャリア)	本体定価	プラン料金 居場所検索サービス利用料
キッズケータイKY-41C (ドコモ) (2023年2月発売)	定価22,000円(税込)	・キッズケータイプラン：月額550円 ・イマドコサーチ(GPS検索)：月額220円
マモリーノ6 (au) (2023年2月発売)	定価22,000円(税込)	・ジュニアケータイプランME：月額660円 ・安心ナビ(GPS検索)：月額330円
キッズフォン3 (ソフトバンク) (2023年1月発売)	定価20,800円(税込)	・基本プラン：月額539円 ・位置ナビ(GPS検索)：月額220円
キッズフォン3 ドラえもんモデル/すみっコぐらしモデル (ソフトバンク/2023年3月発売)：	【値下】定価19,800円(税込)

そんな背景もあって、メルカリ等で中古品や新古品で安くキッズ携帯の端末だけ入手し、キャリアショップに持ち込むことで安く済ませるという裏技もあり、徐々に「キッズ携帯のキャリア持ち込みニーズ」が増してきています。

ドコモ、au、ソフトバンクでは他で買った端末を持ち込んでもOK(公式記載有り)

あまり知られていませんが、ドコモ、au、ソフトバンクの公式ページにも以下のような記載があり、確かに自分で準備した(他で購入した)キッズ携帯を含む端末をキャリアに持ち込んで使うことが出来ると明言されています↓

ドコモ公式ページの「キッズ携帯が持ち込みが可能」の記載部分↓

ご用意いただいた携帯電話機をドコモのSIMカードで使用する場合には以下の注意事項をご確認いただいたうえで、ご利用ください。
 
なお、ドコモの回線契約がないお客さまについては、ご用意いただいた携帯電話機をドコモショップにお持ちいただき、注意事項をご確認いただいたうえでドコモのSIMカードを提供いたします。

au公式ページの「キッズ携帯が持ち込みが可能」の記載部分↓

他社携帯電話機ご利用時のお手続き
SIMロック解除済みの他社携帯電話など（※1※2）をご持参ください。
 
※1 auで提供している通信方式および周波数帯に対応していない携帯電話はご利用いただけません。ご利用になりたい機種の対応通信方式および対応周波数帯については、機種を購入された事業者に事前にご確認ください。
 

※2 ご利用前に技術基準適合証明などを受けているかの確認が必要です。「技適マーク」が付いていない他社携帯電話機などのご利用は、電波法違反になるため、当社ネットワークへの接続をお断りする場合があります。

ソフトバンク公式ページの「キッズ携帯が持ち込みが可能」の記載部分↓

Ｑ．携帯電話機を持ち込みで契約する場合、どのような料金プランに加入できますか？
 
Ａ．お持ち込みする機種によって異なります。現在ご加入できる料金プランについてはこちら（別ウィンドウで開きます）をご確認ください。

自分で準備したキッズ携帯をドコモ、au、ソフトバンクに持ち込む際にはいくつか注意点があるので順番に解説していきます↓

キッズ携帯はショップに持ち込む必要がある(オンラインは不可)

前述のキャリア公式ページの引用にも記載されていますが、自分で準備したキッズ携帯をドコモ、au、ソフトバンクに持ち込むためには「キャリアショップ(実店舗)」へ実際に持って行き契約する必要があります。

キャリアではオンラインショップも存在しますが、端末持ち込みの場合は実際にキャリアショップへ赴く必要がある点には注意が必要です。(端末持ち込みはオンライン申込は不可)

またキャリアショップは時期や場所によってはかなり混雑して待たされるので、必ず事前に予約を取っていくことを強くお勧めします↓

参考：
来店予約(ドコモ)
来店予約(au)
来店予約(ソフトバンク)

ドコモの「キッズケータイプラン」は12歳以下限定＆auの「ジュニアケータイプランME」は小学生以下限定

またドコモとauでは、キッズ携帯の端末を購入する分には年齢制限はありませんが、キッズ携帯専用の料金プランを申し込む際には利用者の年齢制限があります↓

キャリア	専用料金プラン (対象のキッズ携帯機種)	申込時の利用者の年齢制限
ドコモ	キッズケータイプラン (キッズケータイ KY-41C専用料金プラン)	利用者が12歳以下の場合に限り申込可能
au	ジュニアケータイプランME (マモリーノ6専用プラン)	申込時点で小学生以下の方が推奨機種を利用

キッズ携帯を持ち込む場合には、機種に応じた専用の料金プランだけを契約することになりますが、ドコモとauでは申し込ん時点で利用者が12歳以下や小学生以下でないと専用の料金プランが契約できない条件になっています。

「キッズケータイプラン」お申込み条件
ご利用者が12歳以下の場合に限り、お申込みになれます（お申込みは12歳以下のお客さま1人につき1回線に限ります）。なお、お申込み後にご利用者の年齢が12歳を超えた場合でも継続してご利用になれます。

【「ジュニアケータイプランN」加入条件】
お申し込み時点で小学生以下の方（注4）が推奨機種(mamorino5/mamorino4)をご利用
※小学生以下の条件を満たさない場合、「ケータイプラン」をお選びいただくことで、「mamorino5」「mamorino4」がご利用いただけます。
 
(注4) お申し込み時点で利用者として登録された方の年齢で判定します。

大体の場合、キッズ携帯を使うのは「12歳以下」「小学生以下」だと思うので関係ないケースが殆どですが、キッズ携帯を中学生以上(や大人)が使う場合には料金プラン自体が契約できない点にはご注意を。

ちなみに年齢制限があるのは「申込時点」なので、契約後は何歳まででも使い続けることが出来るのでご安心を。

使うキャリアで販売しているキッズ携帯機種を持ち込む(SIMロック対策)

キッズ携帯の機種によってはSIMロックが掛かっている場合もあるので、基本的には販売元のキャリアに持ち込むようにしましょう。(SIMロックが掛かっていると他キャリアでは使えないため)

例えば「キッズケータイ」シリーズの機種を持ち込む場合には、販売元のドコモに持ち込むという具合です。

キッズ携帯の機種	持ち込み先のキャリア(販売元)
キッズケータイ	⇒ ドコモへ持ち込み
マモリーノ	⇒ auへ持ち込み
キッズフォン	⇒ Softbankへ持ち込み

キッズ携帯の機種によって大きく使える機能に差がある訳でもないので、基本的には販売元のキャリアへ持ち込むのが無難です。

子供の単独契約は3キャリアとも可能だが、保護者が同キャリアじゃないと一部デメリットも

保護者がドコモ、au、ソフトバンクを契約している場合、同じキャリアに同じ販売元のキッズ携帯を持ち込めば問題ないです。

問題は保護者が大手3キャリア以外を契約している場合です。

保護者がドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル以外の場合、子供だけドコモ、au、ソフトバンクでキッズ携帯を契約(キッズ携帯の単独契約)することは可能なのですが、保護者が同キャリアを使っていないとキッズ携帯のGPS居場所検索サービスが使えなかったり、家族間無料通話ができなかったりというデメリットがあります↓

【キッズ携帯の単独契約可否とデメリット】

サービス内容	子供だけドコモ 「キッズケータイ」	子供だけau 「mamorino」	子供だけSoftbank 「キッズフォン」
キッズ携帯の単独契約	〇(キッズ携帯単独の回線契約は可能)
GPS居場所確認サービス /単独契約時の利用可否	『イマドコサーチ』 〇 (2023/12/13～親がドコモ以外でも利用可に)	『安心ナビ』 × (単独での利用不可) ※ただし『居場所通知』は単独でも利用可	『位置ナビ』 × (単独での利用不可) ※保護者がワイモバイルなら利用可能
家族間無料通話	△ (22円/30秒の通常の通話料金) ※ドコモ「キッズケータイKY-41C」とau「mamorino6」に搭載の「+メッセージ」で無料通話は可

特に3キャリアそれぞれで「イマドコサーチ」「安心ナビ」「位置ナビ」というGPS居場所検索サービスがあるのですが、auとソフトバンクは保護者も同じキャリアを使っていないと利用することができず、キッズ携帯が居場所確認のできない只の連絡用端末になってしまう点には注意が必要です。

ドコモだけは2023年12月13日より探す方（保護者側）がドコモ以外でも「イマドコサーチ」を利用できるように条件が変更されたので、もし保護者がドコモや、au、ソフトバンク以外を契約している場合は、子供だけドコモで「キッズケータイ」を単独契約してもドコモのGPS居場所検索サービス「イマドコサーチ」が利用可能で唯一の選択肢なとなっています。

この辺の情報は別ページで詳しく解説しているので、以下を参考にしてみて下さい↓

という事で、次は本題の「キッズ携帯を安く購入する方法」について解説していきます。

3キャリアで販売されているキッズ携帯は、「メルカリ」や「Yahooオークション」「Amazon」「ラクマ(楽天フリマ)」「PayPayフリマ」など様々なプラットフォームで販売されています。

特に2023年にドコモ、au、Softbank共にキッズ携帯を発売していますが、最新機種はまだまだ出品数も少ないです。

なので、1つ前の以下のモデルを狙ってみるのがお勧めです↓

マモリーノ5であればそこそこの数の出品が確認できました↓ (以下はメルカリで確認した画面です)

2024年時点でのマモリーノ5の出品相場は大体2,500円～5,000円(商品状態等によって結構変動がある)の範囲の出品が多いです。

元々のマモリーノ5の定価も現在は11,000円であることを考えると結構安く購入できるといっていいのではないでしょうか。

最新の出品状況も相場も常時変化するので、各自でプラットフォームで探してみて下さい↓

【中古品や新古品のキッズ携帯の出品がある場所】

販売プラットフォーム	キッズケータイSH-03M (2020年発売機種)	マモリーノ5 (2019年発売機種)	キッズフォン2 (2020年発売機種)
メルカリ	メルカリで探す	メルカリで探す	メルカリで探す
Yahooフリマ (旧PayPayフリマ)	Yahooフリマで探す	Yahooフリマで探す	Yahooフリマで探す
Yahoo!オークション	ヤフオクで探す	ヤフオクで探す	ヤフオクで探す
楽天ラクマ	楽天ラクマで探す	楽天ラクマで探す	楽天ラクマで探す

もちろん落札したキッズ携帯をキャリアショップに持ち込むのは自己責任になりますが、中古や新古品(未開封品・未使用品)などを持ち込むと結構な節約になります。

ただ、あまり古いモデルを持ち込むと、対応する料金プランが無かったり、前例が少なくスタッフが手間取ってしまうので現在なら1つ前モデルまでの持ち込みを推奨します。

また、中古品と言うことでバッテリーの持ちだったり、初期パスワードの伝達ミス・赤ロムのリスクなどもあるので、若干高くても「未開封品」や「未使用品」を落札するのが勧めです。

中古のキッズ携帯を持ち込む以上に安く購入できる可能性がある方法として、一部の家電量販店等で在庫処分セールで安く販売されているキッズ携帯を狙う方法があるので解説しておきます。

●●電機や▲▲カメラなどの家電量販店のキャリア窓口では、積極的に回線の契約をしてもらうために通常よりも多く特典を付けて販売しているケースも多く、話題の「iPhoneの1円投げ売り」だけでなく、キッズ携帯端末大幅値引きされているケースがあります。

例えばノジマでは2023年3月1日～3月31日まで期間に全店舗で「ドコモ、auキッズ携帯がおトク！新規契約＆一括払いで本体代1円キャンペーン」を実施しており、ドコモの「キッズケータイ SH-03M」やauの「マモリーノ5(KYF40)」が一括1円で販売されていました↓(写真右下)

残念ながらソフトバンクのキッズフォンの一括1円の値引きは確認できませんでしたが、一部のビックカメラ店頭でキッズフォン３が新規契約特典で11,080円値引きで一括9,800円で販売されていたという情報もありました↓

ビックカメラでキッズケータイとして一括1円で投げ売りされてる始末 pic.twitter.com/ukWY4UGnup

— おまわり (@omawarix) May 12, 2023

なので、家電量販店による機会があったら、家電売り場のキャリア窓口に並んでいる端末でキッズ携帯が特価セールで値引きされていないかを確認してみてはいかがでしょうか。

他にもキャリアの公式キャンペーンや下取りを駆使してキッズ携帯をより安くお得に使う方法について、以下のページで解説しているので併せて確認してみて下さい↓