料金が安い格安SIMとかに持ち込んで安く使えないかしら?
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子どものために作られたファーストスマホ🎵↓
SIMフリーのキッズ携帯はある?⇒あるけどキッズ携帯でSIMフリーの意味は薄い
先に結論から述べると、現在大手3キャリアで販売されているキッズ携帯は全てSIMフリー機種となっています。
【ドコモ、au、ソフトバンクで販売しているキッズ携帯の機種とSIMロック状態】
販売キャリア | キッズケータイ機種 | SIMフリー/SIMロック |
ドコモ | 『キッズケータイ KY-41C』(2023年発売機種) |
SIMフリー (eSIM専用) |
au | 『mamorino 6』(2023年発売機種) |
SIMフリー |
ソフトバンク | 『キッズフォン3』(2023年発売機種) |
SIMフリー (eSIM専用) |
詳しくは後述しますが、ドコモ、au、ソフトバンクで実施していた「SIMロック」は2021年に規制されており、2021年以降から現在まで販売されたキッズ携帯であれば基本的にはSIMフリーとなっています。
また、大手3キャリア以外にも「hamic (ハミック)」や「MyFirst Fone (マイファーストフォン)」などの子供専用端末もSIMフリーとなっているので、現在はSIMロック状態を気にせずに通信会社を選べるようになっています。
【補足資料】そもそも”SIMフリー”って何? SIMロックとSIMフリーの関係
そもそも”SIMフリー”という言葉は、2021年以前までドコモ、au、ソフトバンクが販売していた機種に設定していた「SIMロックが掛かっていない」という意味です。
基本的に全てのスマホは”SIMフリー”なのですが、2019年までドコモ、au、ソフトバンクでは他社の回線を掴めないように”SIMロック”という縛りの設定をして販売していました。
例えばドコモで購入した機種には「ドコモのSIMロック =ドコモ回線以外を掴めないような設定」がされて販売されていたため、SIMロック状態では他社(au、ソフトバンク)回線を掴めず、ドコモでしか使えなくしていました。
2015年には「SIMロック解除原則義務化」を総務省が進めたことで、申請すればSIMロックを解除する事ができるようになり、その後2021年10月に総務省のガイドライン変更によってSIMロックは原則として禁止されました。
なので、2021年10月以降に発売された全てスマホなどの機種はSIMロックが掛かっていない”SIMフリー”状態で販売されており、好きな通信会社で使うことができます。
キッズ携帯も例外ではなく、前述の表にあるように現在ドコモ、au、ソフトバンクで販売されているキッズ携帯の機種はSIMロックの掛かっていないSIMフリーのキッズ携帯となっています。
そもそもキッズ携帯がSIMフリーである意味は薄い
そもそもの話になりますが、キッズ携帯がSIMフリーである意味は正直かなり薄いです。
というのも、現在ドコモ、au、ソフトバンクでキッズ携帯として販売されている機種は、性能や使える見守り機能もそこまで差が無く、料金体系も大きく変わらないので、わざわざ他の通信会社で使うメリットがないからです。
それどころか、キッズ携帯自体他の通信会社で使う想定で作られてないので、他のキャリアで使うと回線を上手く掴めなかったり、情報も少なく、別キャリアの動作実績機種一覧に載っていない=動作実績がなかったり、実際に使えるかどうかは自己責任&出来ないリスクもある中試行錯誤したりと苦戦することが多いです。
実際に私もauのマモリーノ5をpovoに持ち込んで0円運用を狙ってみましたが、同じau回線でもGPS居場所確認サービス「安心ナビ」が使えなかったり、SIMカード差し替えの為に特殊なレンチを買ってきて本体裏のバッテリーパックを開いたりと面倒で、”割に合わない労力”となりました。
他にもソフトバンクの「キッズフォン2」をワイモバイルで使えるか試してみましたが、ワイモバイルのnanoSIMカードを差してみましたが、キッズフォン2ではワイモバイルのSIMカードを読み取ることはできず使えませんでした↓
なので結論としては、ドコモの「キッズケータイ」ならドコモで使えばいいですし、auのマモリーノならauで使うのがベストです。ソフトバンクのキッズフォンもソフトバンクで使うのがベストです。
そもそもキッズ携帯はスマホ違って他キャリアで使う前提ではないから、前例も実績もなくてリスクとか面倒が多い割に特にメリットも薄いのね💦
なので、キッズ携帯は販売しているキャリアで使うのが無難です。
中古等でキッズ携帯を買ってキャリアに持ち込む場合も同じキャリアへ
もしキッズ携帯の料金を抑えたいのであれば、中古等で本体を購入してキャリアで通信回線だけ契約することで本体代を抑えるという選択肢もあります。
中古等でキッズ携帯を買ってキャリアに持ち込む場合も特に条件は変わらず、ドコモのキッズケータイを中古で入手したらドコモに持ち込めばいいのでSIMフリーでもSIMロックが掛かっていても問題がありません。
ちなみに中古やお下がりで自前で準備したキッズ携帯をキャリアに持ち込んで使う方法や手順、注意点などは以下のページで詳しく解説しているので参考にどうぞ↓
大手3キャリア以外で販売されているSIMフリーのキッズケータイ・キッズスマホ
またドコモ、au、ソフトバンク以外で販売している機種であれば、SIMロックという概念がないので全てSIMフリーとなっています。
特に子供の見守り専用のキッズケータイ・キッズスマホでSIMフリーの機種は以下が有名どころです↓
- Hamic MIELS(ファーストスマホ)
- Hamic Pocket(プレスマホ)
- MyFirst Fone(キッズスマートウォッチ)
【Hamic MIELS(SIMフリー)】:唯一の防犯ブザー付きのファーストスマホ
現在販売されている「キッズスマホ=子供専用のスマホ」で最も有名なのが、スマホケース「iFace」で有名なHamee(ハミー)ブランドの子供向けスマホ端末『Hamic MIELS(はみっくミエルス)』です。
こちらはAndroid搭載のキッズスマホでありながら防犯ブザーのストラップがついているのが最大の特長で、子供に初めて持たせる”ファーストスマホ”というキャッチフレーズになっています。
キッズ携帯と違って中身はAndroid搭載なのでGooglePlayでアプリをインストールしたり、インターネットにもアクセスできるので「Googleファミリーリンク」」を使って各機能を制限する形になります。
- 数少ない防犯ブザーがついているキッズスマホ
- 端末代は29,700円(税込)とそこそこ
- Googleファミリーリンクでの機能制限や、「otta」によるGPS居場所確認、電池が切れても居場所が確認できる「MIELSシステム」搭載
\ 防犯ブザー付のファーストスマホ↓ /
「Hamic MIELS」の詳細や実際の使い心地は別ページで詳しく実機レビュー解説しているので、大手3キャリア以外のキッズスマホを探している場合にはかなりお勧めできますので参考にどうぞ↓
【Hamic Pocket(SIMフリー)】:キッズ携帯とスマホの中間のプレスマホ
防犯・見守り・連絡に特化したキッズ携帯は基本的にはドコモ、au、ソフトバンクで取り扱っていますが、保護者が3キャリア以外を契約していない場合は「GPS居場所検索サービスが使えない」や「家族間無料通話がなく22円/30秒と通話料が割高」などデメリットもあります。
もし保護者が3キャリア以外を使っている場合には、Hameeの「Hamic POCKET(はみっくポケット)」というキッズ携帯が月額1,100円で使えるのでお勧めです。(はみっくポケットは有名なのでご存じの方も多いと思いますが一応紹介)
- 家族間のメッセージ&無料通話 ⇒「Hamicアプリ(無料)」
- スマホ自体のフィルタリングや利用制限 ⇒「Googleファミリーリンク(無料)」
- 居場所検索や見守り ⇒ottaアプリ(無料)
- 防犯ブザー ⇒Hamic POCKETに搭載(無料)
正確には防犯ブザー付きのAndroid OSが入った機種なのですが、できる事がシンプルで「居場所確認」「家族間のメッセージ&無料通話」くらいなので「キッズ携帯」と同じように使うことが出来ます。(月額1,100円)
「保護者が3キャリア以外で子供に防犯&連絡用のキッズ携帯を持たせたい」という場合はお勧めです。(保護者が3キャリアなら同じキャリアのキッズ携帯を契約すればOK)
\ スマホデビューする前の”プレスマホ”↓ /
Hamic POCKETも実際にレビューして使い心地などを解説しているので参考にどうぞ↓
【MyFirst Fone(SIMフリー)】:腕時計型のキッズスマートウォッチで見守り
子供の見守り端末の中でも腕時計型のキッズスマートウォッチという選択肢もあります。
現在のキッズスマートウォッチの定番と言えば myFirst (旧Oaxis) が販売している『MyFirst Fone(マイファーストフォン)』シリーズが最も有名なのではないでしょうか。
「myFirst Fone」とは?
「myFirst Fone」は子供用腕時計型スマートフォンです。
SIMカードを入れるスマートフォンですが、外見はスマートウォッチに見えますので、通称「キッズスマートウォッチ」です。
そんなマイファーストフォンシリーズの最新モデルは、2023年4月に『myFirst Fone S3』が発売されています↓
「myFirst Fone S3」は腕時計ながら、「ビデオ通話」やリアルタイムでの「GPS居場所検索」の他、「SOS機能」という防犯機能も搭載しています↓
- 腕時計でもビデオ通話が可能
- 親子の個別チャットやグループチャット機能が使える
- リアルタイムGPS追跡で少ない誤差で子供の居場所検索が可能
- SOS機能が使える(防犯ブザーの代わり)
- 「myFirst Circle」アプリでSNSも利用可能
- 「myFirst Circle」アプリで保護者側で遠隔設定も可能
- カメラ機能搭載(広角200万画素)
- 防水機能(IP6/8レベル)や耐衝撃性能で装着したまま泳ぐこともできる
- 人間工学に基づいて設計された時計&ベルトの形状で付け心地も重視
- その他「時計/アラーム」「歩数計」「心拍数モニター」などの機能も搭載
上記のように「myFirst Fone S3」は腕時計型でありながら、キッズ携帯のメイン機能である「親子での連絡(メッセージ&通話)」「居場所確認・検索」「万が一の際の防犯用SOS機能」をすべて使うことが可能です。
特に連絡方法が腕時計のカメラ機能を使っての「ビデオ通話」が可能です。
\ 腕時計型の見守り端末 /
「MyFirst Fone」シリーズの機能や料金・実際に使ってみての詳細に関しては以下のページで解説していますが、特に「腕時計型のキッズスマートウォッチで見守りたい」という場合には参考になると思います↓
【販売終了】キッズスマホのパイオニア:トーンモバイルの「TONE e22」
また2024年2月までは、子供向け格安SIMとして定評のあった「トーンモバイル」が子供向けのスマホとして『TONEスマホ』と呼ばれる自社で専用開発したオリジナルスマホを販売していました。
「TONEスマホ」の最新機種は、2022年6月1日に『TONE e22』というオリジナルのAndroid機種が発売されていましたが、2024年2月をもって販売を終了しています。
「TONE e22」はAndroidスマホで特に小学生~中学生にお勧めでき、子供専用に開発されただけあって「フィルタリング」は勿論様々な制限機能を保護者側から遠隔設定できたり、「AIによるレポートやアラート」「自撮り検知カメラ」まで搭載されており、子供向けとして安全面でこれ以上のキッズスマホはない1台です。
- 端末価格が21,780円(税込)とかなりリーズナブル
- トーンモバイルで今後展開予定の次世代サービスの実証プロジェクト「TONE Labo」が無料で試せる
- スペックはAnTuTuベンチマークスコアで36万点台と平均↑くらい
- ディスプレイは大きく薄い
残念ながら現在はキッズスマホとしての販売は終了していますが、代わりにこの「TONE e22」の見守り機能の根幹をなす「TONEファミリー」機能が使える格安SIM「TONE for iPhone」と「TONE for Android」が販売されています。
ちなみに現在では「フィルタリングアプリ」の進化や、iPhoneに標準搭載されている「スクリーンタイム」や「ファミリー共有」、Androidに標準搭載されている「Googleファミリーリンク」機能が優秀な為、一般向けのiPhoneやAndroidでもこれらのペアレンタルコントロール機能を設定すれば十分にキッズスマホとして使うことが出来るようになっています。
特に小学生向けのスマホは以下のページでお勧め・人気機種やお勧めのペアレンタルコントロールについて詳しく解説しているで、小学生に見守り用のスマホやキッズ携帯を検討している保護者は是非参考にしてみて下さい↓