中学入学してからでいいかと思っていたけど、6年生くらいでスマホデビューするのは早いかしら?
スマホデビューは小学6年生~中学1年生の中学入学のタイミングが最も多いですが、あくまで平均なので周りの環境や必要に応じてで良いと思います。
【最新2024年】小学生のスマホ所有率は5~6年生で約6割:右肩上がりで今年も最高を記録
「スマホの低年齢化」なんて言われていますが、最近では小学生でも当たり前にスマホを持っている時代です。
実際に2023年11月に実施された統計調査の結果によると、小学生のスマホ&キッズケータイの所有率は以下のように過去最高の水準になっています↓
上記のように小学生のスマホ所有率は「1~3年生」と「4~6年生」のどちらでも右肩上がりに増加しており、2023年末の調査で過去最高のスマホ所有率を記録しています↓
- 小学1~3年生の平均で16% (前年比+2%) (キッズケータイは10%)
- 小学4~6年生の平均で42% (前年比+5%) (キッズケータイは16%)
情報源:【小中学生】スマホ・キッズケータイ所有率 経年変化(モバイル社会研究所)
内閣府の大規模実態調査でも小学生(10歳以上)の59.5%がスマホを所有
他にも大規模な統計調査では、内閣府が毎年統計調査を行っています。
2024年に発表された内閣府の大規模な統計調査でも、令和5年(2023年)時点で10歳以上の小学生6割以上(62.5%)がスマホを所持しているという統計結果が出ており、過去最高のスマホ所有率(普及率)になっているのが分かります↓ ※以下のブルーの線が小学生(10歳以上)スマホ所有率
学年別スマホ所有率の推移 | 小学生(10歳以上) | 中学生 |
2023年 | 62.5% | 86.3% |
2022年 | 59.5% | 86.6% |
2021年 | 53.4% | 80.8% |
2020年 | 53.1% | 79.3% |
2019年 | 49.8% | 75.2% |
2018年 | 45.9% | 70.6% |
2017年 | 23.0% | 54.6% |
2016年 | 22.3% | 47.3% |
2015年 | 19.4% | 42.7% |
2014年 | 17.1% | 41.9% |
情報源:令和5年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」(こども家庭庁)
学年別で見ると高学年からスマホ所有率が上がり、小学6年生で50%を超える
とは言え小学校生活は6年間もあり「小学1年生」と「6年生」では全然環境が違います。
なので学年別に「スマホ」と「キッズケータイ」の所有率を調べたのが以下の結果です↓
学年別に見てみると分かりやすく、特に小学校高学年くらいからスマホ所有率が上がっているのが分かりますね。
一般的には小学校高学年~中学校入学あたりでスマホデビューする子供が多いです。
もちろんこの数字をどう受け取るかは家庭によると思いますが、事実として「小学生の高学年になると半分くらいがスマホを所有している」という数字が出ていることは押さえておきましょう。
小学生のキッズケータイ&スマホの所有率の推移:2020年でキッズケータイ所有率をスマホ所有率が逆転
そもそも小学生に持たせるスマホ(いわゆるキッズスマホ)と言っても、大きく防犯用&連絡用の「キッズ携帯(キッズケータイ)」と一般的な「スマートフォン」の2種類に分かれます。
特に子供が小学校低学年くらいの年齢であれば、キッズ携帯とスマートフォンどちらにするか検討中の保護者の方も多いと思います。
現在はキッズ携帯よりもスマートフォンを持つ小学生の方が多く、2021年には小学校低学年の「キッズ携帯の所有率」と「スマホ所有率」が逆転したことでも話題になりました↓
【学年別のキッズ携帯 VS スマートフォンの所有率の推移】
小学生の「スマートフォン」か「キッズケータイ」か、iPhone&Androidの機種の選び方や人気機種については以下のページで詳しく解説していますので、小学生の子どもに持たせる端末選びの参考にどうぞ↓
小学生にスマホは早い?そもそも必要なのか
という事で「小学生にスマホは早いのでは?」と思ってしまいますが、統計を見ると割と一般的であることが分かります。
ただ「そもそも小学生にスマホが必要なのか」というとそこは別問題で各家庭でしっかりと考える必要があるでしょう。
特に直近では小学校高学年(10歳以上)でもスマホを1日平均3時間半近く使っているという結果も出ており、利用内容は「動画視聴」や「ゲーム」「音楽視聴」など娯楽利用が大半です。
長時間のスマホ利用で「学力低下」「視力低下」「睡眠の質の低下」など様々なデメリットもあるので、スマホを持たせるならしっかりと保護者が管理・制限できるようにしたいところです。