wi-fiがないところでLINE電話はできる?通話料は無料だけどギガを消費する仕組み

★WiFiもネット環境もない状態でLINE電話をすると「サーバへの接続が確認できません」とエラーメッセージが表示される
あかねママ
WiFiが無いところだとLINEの電話って使えないの?
みさき先生
090や080,070で始まるキャリア電話と違って、LINE通話はデータ通信(ギガ)を使って通話する仕組みになっています。
 
ギガを消費して通話料金が掛からないですが、動画視聴やネットサーフィンと同様にネットに繋がっていないとLINE通話もトークもできませんよ💡
みさき先生
では今回は「LINE通話の仕組み」やWi-Fiが無いところでLINE通話をする方法について詳しく解説していきましょうか🎵

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※ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えは対象外
※申込時に「現在ご利用中の携帯電話会社」の入力を誤って選択した場合、特典付与の対象外となる場合があります

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【前提】LINE電話はどうして通話料無料で使えるの?LINE電話の仕組み

そもそも「LINE電話」と「090/080/070などの携帯電話番号での電話(キャリア通話)」は使用する通信技術・仕組みも料金も異なるので先に解説しておきます。

キャリア通話(090/080/070)とLINE電話(IP電話)の違い:LINE電話は通話料が無料な代わりにギガを消費

LINE電話は従来の携帯電話(090/080/070で始まる電話番号=キャリア通話)や固定電話の通話と異なり、インターネット回線を使用して音声や映像を伝送する仕組みで電話しています。

なのでLINE電話では通話料金は一切発生しない代わりに、ネットに接続して動画やゲームをするとギガが減っていくのと同じように、ギガを消費して通話する仕組みなんですね。

このようなギガを使って通話する仕組みをIP電話と呼び、IP電話はインターネットプロトコル(IP)を使ってデータをパケットという小さな単位に分割しこれをインターネット経由で送受信することで可能になっています。

そのため、通話料として発生するのはデータ通信量のみで、電話番号を使ったキャリア通話のように通話時間に応じた料金は発生しません。

LINE電話と同じようにインターネットに接続して音声を届ける通話を活用しているサービスとしてはZoomやSkype(スカイプ)が有名ですよね。

他のIP電話サービスであるZoomやSkypeのロゴ

当然ながらLINE電話を含むIP電話は電話番号を持っていなくてもインターネット接続があればどこからでも利用できますし、通話料自体は無料です。

そのため、Wi-Fi環境下ではデータ通信料を気にせずに利用できますが、モバイルデータを使用している場合はそのデータ使用量によって追加料金がかかることがあります。また、インターネットの接続品質に左右されるため、場所によっては通話が途切れやすくなるデメリットがあります

キャリア通話や固定電話は発信側に時間ごとに通話料金が発生

対して通常の音声通話は携帯電話会社が設置した基地局を通じて行われます。

これは、090、080、070から始まる電話番号を使用して音声データをアナログまたはデジタル信号として直接送受信する仕組みになっており、通話時間に応じて料金が発生し、通話の安定性が非常に高いのが特徴です。

両方の電話の特長を表で比較すると以下の通りです↓

通話の種類 仕組み 通話料金 通話品質
「LINE電話」での通話
・LINEアプリ内からの発信
データ通信量(ギガ)を消費して通話 通話料金は掛からない 通話品質はインターネットの安定性に依存
キャリア通話
・携帯番号(090/080/070)からの発信
・市外局番からの発信
一般的な携帯電話会社の通話料金 22円/30秒
(データ通信量は消費しない)
高品質

安定した通話を優先するなら通常の音声通話、コストを抑えて広範囲で利用したい場合はLINE電話と一長一短ではありますが、基本的にはLINE電話で十分なケースが多いです。

LINE電話と携帯や固定電話番号での発信はどっちが安いの?1時間当たりの通話料金の比較

続いては一般的な通話料金とLINE電話の通話料金を比較してみます。

まず「LINE電話の通話料」について計算します。LINE電話の通話料金は先ほどは無料と説明しましたが、厳密には消費しているギガの料金がかかります。

「Wi-Fiに接続した状態でのLINE電話」や「無制限プランを契約」しているのであれば無制限にギガが使えるので”無料”ですが、スマホの回線契約が「月額●●円で▲▲GB」と言った料金プランに加入している場合は月ギガ容量を消費して通話する訳ですからね。

日本のデータ通信量1GB当たりの平均価格が約520円で、LINE電話の1時間当たりのギガ消費量が18MBなので、LINE電話1時間当たりの通話料金は約9.1円です。

対してキャリア通話は前述の通り22円/30秒なので、1時間通話(発信)すると2,400円掛かります。

通話形式 1時間当たりの通話料
LINE電話 9.14円/時間
※1GB単価を540円&LINE電話1時間当たり18MB消費で計算
キャリア通話 2,400円/時間

情報源:Worldwide Mobile Data Pricing 2022 | 1GB Cost in 233 Countries

LINE電話で1時間通話すると9.1円かかるのに対して、キャリア通話で発信すると1時間で2,400円かかるので、通話料金の差は比較にならない程LINE電話が安いことが分かりますね。

逆にキャリア通話は1時間発信するだけで2,400円も掛かってしまうので長時間の発信(受信は無料)には要注意です。

相手がLINEを使っていることが前提にはありますが、基本的にはわざわざ通話料金が割高なキャリア通話を使うよりもLINE電話を使う方が通話料が遥かに安く済むのでほぼ一択です。

【結論】Wi-FiがないところでLINE電話はできる?

という事で今回の本題の「Wi-FiがないところでLINE電話はできるのか」という疑問ですが、ここまでのLINE電話・IP電話の仕組みを理解頂けていれば分かる通り「インターネットに繋がらなければLINE電話は出来ない」というのが結論です。

WiFiと回線契約の違いの図解_iPhone版

Wi-Fiが繋がらない範囲外でも、スマホや携帯の回線契約があってインターネットに接続できるのであればもちろんLINE電話はできますが、そうでなければインターネットに接続できない状態であればLINE電話は繋がらず、以下のように「サーバへの接続が出来ません。LINEにアクセスできません。インターネット接続を確認してください」というエラーメッセージが表示されます。(LINE電話もトークすらもできません)

★WiFiもネット環境もない状態でLINE電話をすると「サーバへの接続が確認できません」とエラーメッセージが表示される

あかねママ
そもそもインターネットに繋がっていないので、IP電話であるLINE電話もできないって事なのね

低速でもインターネットに繋がればLINE電話は繋がる

ちなみにLINE電話はインターネット回線に繋がってさえいれば通信制限のような低速状態でもある程度通話することが可能です。

実際に「基本料金0円+トッピング制で話題のpovo(ポヴォ)」でトッピング無しの6kbpsという超低速の回線速度下で試していますが、この低速回線下でもLINE電話は可能でした。(ただ通話品質は微妙ですが…)

トッピング無しのpovoの通信速度でのLINE通話時の様子
★トッピング無しのpovoの通信速度の実測結果_2024年4月都内_6kbps

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Wi-Fiがないところでも無限にLINE電話ができる格安SIMがある(しかも月額990円)

ちなみにシンプルに「Wi-FiのないところでLINE電話が使いたい」という事であれば、LINEMO(ラインモ)というソフトバンクグループの格安SIMがWi-Fiが無い場所でもLINE電話を含むLINE機能が使い放題の格安SIMなのでドンピシャです。

LINEMOのロゴ透過400LINEMOのロゴ透過400

というのも、このLINEMO(ラインモ)はLINEの通信回線であるLINEモバイルが母体となった格安SIMという事で、LINEのあらゆる機能をギガ消費なしで使い放題になる「LINEギガフリー」オプションが標準搭載されているんですね。

LINEギガフリー
LINEギガフリーの説明

LINEギガフリーとはLINEギガフリーとは
LINEMOは、LINEアプリのトークはもちろん、音声通話・ビデオ電話のデータ消費もゼロ。
データ容量を使い切っても(通信速度制限がかかっても)LINEアプリの通信速度は落ちません。
 
※1 トークでの位置情報の共有・Liveの利用、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など一部LINEギガフリーの対象外があります。
※2 iOS 15以降でiCloud+を利用する際に、プライベートリレーをオンに設定した状態でSafariブラウザからギガフリーの対象サービスを利用すると、データ量を消費する場合がございます。プライベートリレーをオフにした場合、iOS 14以前同様にギガフリーの対象サービスがデータ量を消費せずご利用いただけます。オフにする手順はこちらをご覧ください。

みさき先生
しかもこのLINEMOの「LINEギガフリー」オプションは月額990円のベストプランにもついてくるので、データ通信量を消費することなく、いつでもどこでもLINE電話が使い放題になります。

【LINEMO(ラインモ)の2種類の料金プラン比較表】

LINEMO
料金プラン
ベストプランベストプランV
月データ容量
&月額基本料金
・0~3GB:月額990円
・3~10GB:月額2,090円
※税込表記
★ベストプランの料金推移説明図
・0~20GB:月額2,970円
・20~30GB:月額3,960円
※税込表記
ベストプランVの料金推移説明図
国内通話料金22円/30秒5分までかけ放題付き
※5分超過分は22円/30秒
通話オプション・通話準定額(5分までかけ放題):+550円/月
・通話定額(完全かけ放題):+1,650円/月
ギガ超過時
制限速度
・10~15GB:最大300kbps
・15GB~:最大128kbps
・30~45GB:最大1Mbps
・45GB~:最大128kbps
カウントフリー「LINEギガフリー」対応
※LINEアプリのトーク、音声通話・ビデオ電話のデータ消費ゼロ(通信制限時でも使える)
参考:料金プラン(LINEMO公式)

あかねママ
元々LINE側の格安SIMのサービスだから「LINE使い放題」できるわけね。月額990円でスマホの通信費としても安いし、LINE通話が多いならかなり優秀ね🎵

更にLINEMOは頻繁に申込特典までもらえるキャンペーンも実施しているので、特典が出ているタイミングで申し込むのが美味しいです(現在実施中の申込特典は以下です↓)

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【LINEMOのLINEギガフリーでカウントフリー(ギガ消費なし)で使えるLINE機能一覧】

LINEの機能 LINEMOでの使い放題の可否
音声通話・ビデオ通話の利用
各タブトップの表示
トークの利用(テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信)
トークでの位置情報の共有 ×
トークでのShoppin’トークの利用 ×
トークでのジフマガの利用 ×
トークのみんなで見る機能による画面シェア
トークのみんなで見る機能によるYouTube閲覧 ×
Liveの利用 ×
各トークにおける設定・アルバム・ノートなどの表示・編集
LINE VOOM(旧:タイムライン)の表示・投稿・シェア
※アプリからの利用
LINE VOOM(旧:タイムライン)の表示・投稿・シェア
※WEBからの利用
×
ディスカバー(写真・動画)の表示
ニュース記事詳細の閲覧 ×
ウォレットタブのLINE Payの利用
ウォレットタブのLINE家計簿の利用
設定および各項目の表示・編集
友だち追加画面の表示・各項目の操作・友だちの追加
プロフィールの表示・編集・投稿
検索の利用
OpenChatの利用 ×
スタンプショップの利用 ×
着せかえショップの利用 ×
LINEファミリーサービスの利用
(LINEマンガやLINEゲーム、LINE MUSIC、ポイントクラブなど)
×
LINE Liteの利用 ×
海外のアプリストアでダウンロードしたLINEの利用 ×
他社サイトへの接続
(URLなどをクリック)
×
他社アプリへの遷移 ×

参考:LINEギガフリー

特にギガ消費が大きい「LINE電話」や「ビデオ通話」、「LINEアプリ内での写真や動画の送受信」がカウントフリー(ギガ消費ゼロ)で使い放題なのが分かりますね。


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LINE電話はどのくらいデータ(ギガ)を消費している?

LINEでの電話には通話料は発生しないものの、厳密にはギガを消費していると前述しましたが、具体的に「LINE通話」や「LINEビデオ通話」でどのくらいギガを消費しているかについても解説しておきます。

LINE音声通話:1GBで55時間も通話できる

LINE音声通話のデータ通信量の目安】

無料通話時間 データ通信量
1分 0.3MB
10分 3MB
30分 9MB
1時間 18MB

LINEの音声通話の場合、1分間で約0.3MBのデータを消費します。1時間換算で約18MBのデータが必要=1GBのデータで約55時間のLINE音声通話が可能という事です。

頻繁にLINE通話する人でも1GBで55時間も通話できるので、かなりコストパフォーマンスのよい通話方法なのが分かりますね。

LINEビデオ通話:1GBで3時間の通話が可能

続いてLINEビデオ通話のギガ消費についても見ていきましょう。

【LINEのビデオ通話の場合のギガの消費量】

無料通話時間 データ通信量
1分 5.1MB
10分 51MB
30分 153MB
1時間 307MB

一方、LINEビデオ通話は1分間で約5.1MB=1時間で約307MBのデータが必要=1GBのデータでは約3時間のビデオ通話が可能です。

前述のLINE音声通話と比較してもより多くのギガを消費しており、同じ通話時間でも10倍以上多くのギガをビデオ通話では消費しています。

このため、データプランに余裕がない場合は、ビデオ通話の利用を控えるか、Wi-Fi環境で利用するのをお勧めします。

LINE電話のデメリットや注意点について

ここまでLINE電話のいいところ(主に料金面)について解説してきましたが、もちろんLINE電話にもデメリットはあるので併せて解説しておきます。

ネット環境が不安定・低速だと通話品質も下がる

LINE電話の最も顕著なデメリットとして、通話品質がインターネット接続の質に大きく依存することが挙げられます。

つまり、ネットワークが不安定な環境でLINE電話をすると、通話自体は可能なのですが、通話が途切れたり、クリアな音声での通話が出来ないといったデメリットが発生する場合があります。

特に顕著なのが前述したpovoの低速回線でのLINE電話のようなケースで、通信速度が遅すぎると水中のような籠った音に聞こえたりしました。

相手がLINEを使っていない場合はLINE電話が使えない

もう一つのLINE電話のデメリットは、当たり前ですが全てのユーザーがLINEアプリをインストールしているわけではないため、相手がLINEを使っていない場合にはそもそもLINE電話ができない点です。

LINEを使っていない人は割合としては少ないですが、LINEアカウントの作成には電話番号での認証も必須という事もあり一定割合LINEを使っていない人も居ます。

その場合は、「Zoom」や「Skype」「+メッセージ」など、他のIP電話サービスのアカウントをもっていないか or アカウントを作ってもらえないか確認するか、キャリア通話にするかなどの選択肢があります。

また前述の通り、LINE電話は無料ではありますが、少ないですがギガを消費している点も忘れずに。

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