入学でスマホデビューする方がいいのかしら?
中学1年生では大体3人に2人は自分のスマホを所有していて、スマホデビューは小学6年生~中学1年生の中学入学のタイミングが最も多いです
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最新2023時点で中学生全体(1~3年生)スマホ所有率は86%
直近では「スマホの低年齢化」が頻繁に話題に上がりますが、大規模な統計調査では、内閣府(こども家庭庁)が2023年に行った統計調査結果(2024年発表分)によると、令和5年(2023年)時点で中学生全体(中学1年生~3年生)のスマホの所有率は86%台と高い水準となっています↓ (以下のオレンジ線が子供専用のスマホの所有率)
学年別スマホ所有率の推移 | 小学生(10歳以上) | 中学生 | 高校生 |
2023年 | 62.5% | 86.3% | 98.1% |
2022年 | 59.5% | 86.6% | 97.3% |
2021年 | 53.4% | 80.8% | 98.7% |
2020年 | 53.1% | 79.3% | 98.0% |
2019年 | 49.8% | 75.2% | 97.1% |
2018年 | 45.9% | 70.6% | 97.5% |
2017年 | 23.0% | 54.6% | 94.1% |
2016年 | 22.3% | 47.3% | 92.9% |
2015年 | 19.4% | 42.7% | 92.3% |
2014年 | 17.1% | 41.9% | 90.7% |
情報源:令和5年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」(こども家庭庁)
中学生のスマホ所有率は右肩上がりの増加傾向にあり、2019年に初めて80%台に突入して以降80%台をキープしています。
他にもNTTドコモの「モバイル社会研究所」の2023年11月時点での小学生(1~3年生)、小学生(4~6年生)、中学生(1~3年生)のそれぞれのスマホ所有率の統計調査結果を見ても、似たような結果が出ていることからも、80%台はかなり正確な所有率であると言っていいでしょう。
情報源:【小中学生】スマホ・キッズケータイ所有率 経年変化(モバイル社会研究所)
この数字をどう受け取るかは人によると思いますが、事実として「中学生で自分用のスマホを持っていない方が少数派」というのが現在です。
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【学年別スマホ所有率】⇒中学1年生では4人に3人は自分のスマホを所有
また中学生全体ではなく学年別のスマホ所有率を見てみると、以下の通り中学1年生では77%が自分のスマホを持っており、大体4人に3人がスマホを持っていることが分かります↓
【2023年時点での小中学生の学年別のスマホ所有率】
学年 | スマホ所有率 | キッズケータイ所有率 |
小学1年生 | 8% | 8% |
小学2年生 | 16% | 8% |
小学3年生 | 31% | 15% |
小学4年生 | 17% | 21% |
小学5年生 | 42% | 19% |
小学6年生 | 65% | 9% |
中学1年生 | 77% | 0% |
中学2年生 | 77% | 2% |
中学3年生 | 82% | 2% |
他にも中学3年生になると8割以上がスマホを持ち、小学6年生でも65%と過半数がスマホを持っていました。
以前は中学校入学時が最もスマホデビューする割合が多かったのですが、現在は更に早く小学6年生でのスマホデビューが最も多いようです。
また、男女別でみると中学生女子(81%)の方が中学生男子(71%)よりもスマホ所有率が10%も高いという結果出ています。
中学生にはどんなスマホが人気?男子も女子もiPhoneの方が若干人気
特に中学生の子供のスマホデビューで迷うのが、「iPhoneとAndroidどっちにすればいいのか」という点でしょう。
以下は12~18歳の中学生と高校生の男女を対象にした統計調査によると、iPhoneとAndroidのシェアはどの学年・性別でもiPhoneの方が多いという結果が出ています↓
【中学生・高校生が利用しているスマートフォンの割合 (性別・学生区分別)】
利用しているスマホの割合 | iPhone | android | |
中学生 | 男子 | 50.0% | 43.8% |
女子 | 73.7% | 20.5% | |
高校生 | 男子 | 67.2% | 31,4% |
女子 | 84.9% | 13.8% |
この結果からも学年が上がるほどAndroidよりもiPhoneの割合が高くなって事と、男子よりも女子の方がiPhone所有率が高いという結果になっています。
ただ中学生の場合は、iPhoneとAndroidの割合にそこまで大きく差がある訳でもないのでiPhoneでもAndroidでも問題はなさそうです。
中学生の1日のスマホの平均利用時間は4時間42分
特に保護者の方に把握してほしいのが、中学生のスマホの利用時間は過去最長となっていることです。
内閣府の統計によると、2022年時点での中学生のスマホの1日平均利用時間は過去最長の282分(4時間42分/日)にもなります↓
学年 | 小学生全体 | 中学生全体 | 高校生全体 |
2023年時点 | 226分 | 282分 | 374分 |
2022年時点 | 213分 | 277分 | 345分 |
2021年時点 | 207分 | 259分 | 331分 |
2020年時点 | 146分 | 200分 | 267分 |
2019年時点 | 129分 | 176分 | 248分 |
2018年時点 | 118分 | 164分 | 217分 |
特に2018年と比べても、4年間で1日のスマホ利用時間が2時間近く長くなってるのは緊急事態と言えますし、学校の授業に部活に塾にと忙しい学年で1日に4時間以上がスマホに割かれるのは致命的でしょう。
別の統計結果ですが、中学生のスマホ利用時間を見てみると、1日5時間以上もスマホを使っている割合が21%もいます↓
1日5時間以上はもうスマホ依存症ですし、「スマホの利用時間と成績には相関がある」という調査結果もあることから学生の本分にも影響があると思われます。
なんでスマホを持たせるの?中学生にスマホを持たせるメリット&デメリット
そもそも「どうして中学生にスマホを持たせるのか」という話ですが、子供にスマホを持たせるメリットとデメリットの両方を理解しておきましょう。
スマホを持たせるメリット:最も多いのが「緊急時の連絡手段として」
まず中学生の子供にスマホを持たせるメリットですが、主に子供との連絡や安全面の意味合いが強いです。
・万が一の緊急時でもGPSで居場所が確認できる
・学校での交友・コミュニケーションの手段として
・分からない事をその場で検索で調べられる
保護者と子供の連絡手段として持たせる
最も多かったのが「子どもとの連絡手段のためにスマホを持たせる」という理由です。
中学生になると小学校以上に学校が遠かったり、学区外に遊びに行く機会も増えるのでいつでも連絡が取れるとは限りません。
子どもがスマホを持っていれば、LINEでも電話でもいつでも直で連絡できるというのはかなり便利なものです。家族用のLINEグループを作ってやり取りしている家庭も多いみたいです。
万が一の緊急時でもGPSで居場所が確認できる
1つ目のメリットにも被りますが、スマホに内蔵されているGPS機能が利用できるので、万が一の場合でも子供の居場所を把握することが可能です。
最近では優秀なGPS居場所確認アプリも多いので、行動範囲が広くなる中学生に防犯目的でスマホを持たせるのは保護者としても安心できます。
また子供側も「マップ機能」や「乗り換え案内」がいつでも使えるので迷わずに移動できます。
学校での交友・コミュニケーションの手段として
正直なところ子供の交友関係においてスマホの有無は結構大事だったりします。
特に中学入学の新中学1年生の場合、初日のLINEの連絡先交換は今後の友人関係にかなり影響すると言えます。
せっかく話せてある程度打ち解けても「スマホを持ってない=連絡先交換できない」となると、その後のコミュニケーションの機会を丸ごと失う訳ですから、この辺は保護者がどうこう言っても意味がない部分でもあります。
スマホを持たせるデメリット:SNSトラブルやスマホ依存
「便利なスマホは使い方で薬にも毒にもなる」というのは子供も大人も同じですが、自制心もネットリテラシーもまだまだ弱い中学生の場合、スマホを持たせるリスクも結構あります。
・個人情報が流出する危険性 デジタルタトゥー
・長時間のスマホ使いすぎで「スマホ依存症」は対策必須
・スマホに時間を取られて勉強時間が減少⇒成績が下がる
・視力が低下する
主にSNS経由でトラブルや詐欺のリスク&個人情報の流出にも注意を
特にネットリテラシーも何も知らない小中学生にスマホを持たせて最も怖いのが”トラブルや詐欺に巻き込まれる危険性”でしょう。
事実小中学生の3割以上が何かしらのスマホトラブルに巻き込まれているという調査結果もあります。
子どものスマホのトラブルについてはかなり種類が多いですが、
・主にSNSやゲームを経由して知らない相手と連絡を取り合う(自撮り被害など)
・迷惑メール等からの架空請求、違法請求詐欺
・LINEなどのSNSでのいじめ(加害/被害)
などは対策が必要です。
特に個人情報や写真などを簡単にネット上に流すことができる時代なので個人情報の取扱いには十分注意するように話しましょう。
軽い気持ちでアップした写真が一生インターネット上にデジタルタトゥーとして残ってしまうと取り返しがつきません。
長時間のスマホ使いすぎで「スマホ依存症」は対策必須
前述の通り中学生の直近のスマホ利用時間は1日平均で4時間以上もあり、右肩上がりで過去最長となっています。
中学生のスマホの利用内容を見てみるとトップ5は「動画視聴」「情報検索」「音楽視聴」「コミュニケーション」「ゲーム」となっており、娯楽の割合が大きいです。
スマホでいつでもどこでも「動画」や「SNS」「ゲーム」など何でも遊べて興味ある事には直ぐにアクセスできてしまうので、際限なくスマホを使ってしまうのは保護者にも理解できると思います。
特に中学生がスマホで最も使っているのが「動画視聴」で、YouTubeやTikTokなど依存性が高く関連動画で延々と時間を浪費してしまいます。
スマホに時間を取られて勉強時間が減少⇒成績が下がる
またスマホにハマってしまい勉強時間が減り、学校の成績が下がる可能性も高いです。
いくつかの統計によると、スマホの利用時間が長いほどテストの点数が低くなる傾向があり、シンプルにスマホを長時間使うほど学業に悪影響があることが分かっています。
また直近の子供の視力が低下していることも、スマホの低年齢化と無関係ではないでしょう。
フィルタリングだけじゃダメ!中学生のスマホにルール決めは必須
という事で中学生の子供にスマホを持たせる場合には、しっかりとスマホの制限と親子でスマホのルール決めをする事が必須です。
特に18歳未満の未成年にスマホを持たせる場合にはフィルタリングの導入が法律で義務付けられており、契約した通信会社で「あんしんフィルター」や「i-フィルター」など何かしらのフィルタリングアプリやサービスを導入されます。
が、実際にはフィルタリングアプリは子供側で簡単に外すことができる場合が多く、事実フィルタリングを導入しても2年以内に80%がフィルタリングを解除してしまっています↓
情報源:フィルタリングサービスの解除状況
機能だけで子供のスマホのトラブルを解決するのではなく、しっかりと親子で話し合ってスマホに関するルールを決めて守らせることが大事です。
最新の中学生のスマホ選びについて以下のページで詳しく解説しています↓